メダリオンとは、シューズをドレッシーに見せる仕上加工の手法で、写真の靴にはストレートチップの部分と、内羽根(ヒモ横)部分にメダリオンが施されていますね。 デジタル大辞泉 - メダリオンの用語解説 - 1 大きな徽章(きしょう)やメダルの付いた飾り。2 肖像画などをレリーフした円形のカメオ。 ンプルなため、靴の作りの良し悪しが表れやすい特徴もあります。モンクストラップゴム交換 革靴を履く機会はビジネスや結婚式、お葬式や就活(面接)など実は結構あります。しかし革靴と言っても種類がたくさんあり、シーンによってどんな靴を履けばいいのか迷うこともあると思います。そんな場合に役立てるため、靴の種類やシーンによっての選び方をご紹介します。 靴の履き口がv字型に開き、ヒモで締めるドレッシーなタイプ。「内羽根式」ともいわれます。19世紀の中頃、英国のヴィクトリア女王の夫君、アルバート公がスコットランドのバルモラル城でデザインしたことが名前の由来といわれます。 つま先の革の切り替えに使われる革片(チップ)が、翼(wing)のような形をしているので、この名がつけられました。つま先のブローグ(W型の模様穴飾り)も特徴で、「おかめ飾り」ともいわれます。クラシックな雰囲気を演出するのに適したシューズです。「モンク」とは修道僧のこと。彼らが履く靴にヒントを得て大きめの尾錠留めをあしらった短靴を、この名で呼びます。ブリティシュトラッド・シューズですが、最近はスタイリッシュなデザインも多く、モード系のスタイルにあわせることもありますタッセルとは房飾りのこと。それを甲の中央に飾り付けた靴の総称です。モカシンタイプをタッセルスリッポンと呼びますが、つま先にウィングチップをつけたウィングタッセルと呼ばれるものもあります。靴には基本となるスタイル(型・様式)があります。それらのスタイルをベースに、さまざまなデザインが施され、現在のように多彩な靴のバリエーションが生まれました。また、デザインばかりでなく、製法や素材等も工夫することで、履き心地や耐久性が変わってきます。スーツスタイルに合わせるなら、まずはヒモ靴つまりレースアップシューズをおすすめします。プレーントウ、ストレートチップ、ウィングチップなどのデザインは、さまざまなビジネスシーンにマッチします。靴の履き口がV字型に開き、ヒモで締めるドレッシーなタイプ。「内羽根式」ともいわれます。19世紀の中頃、英国のヴィクトリア女王の夫君、アルバート公がスコットランドのバルモラル城でデザインしたことが名前の由来といわれます。フォーマルな席にはストレートチップをおすすめします。メダリオン(穴飾り)のないもののほうが、よりフォーマルに適しています。ヒモやバックルを用いずに着脱するタイプのシューズです。フォーマルにも履けるプレーンなものから、ドレスアップもドレスダウンも出来る房飾りのついた「タッセル・スリッポン」、カジュアルな「ローファー」等、さまざまなデザインがあります。船員の靴から取り入れられたといわれるデザイン。つま先はプレーンで、アッパーの中程に馬の鞍(サドル)を置いたような革の切り替えがあるのが特徴です。このサドル部分の色や素材を変えてコンビネーションにするものが多いカジュアルスタイルです。つま先の革の切り替えがストレート、すなわち一文字飾りになったデザインのシューズです。切り替え部にはメダリオン(穴飾り)をあしらったものと、ないものがあります。英国調のクラシックなデザインで、ウィングチップよりさらにドレッシーなシューズです。メダリオンのないものほど冠婚葬祭に適しています。1810年、プロシャ軍のブリュッヘルが軍靴用に考えたといわれています。履き口が外に開き、ヒモで締めるタイプ。「外羽根式」ともいわれます。バルモラルとともにレースド・シューズの基本形です。英国ではダービー型と呼ばれています。名前のとおり、つま先(トウ)に飾りのないプレーンなシューズ。靴の基本形といわれるデザインです。シンプルなデザインだけに、形や鳩目の位置等のバランスや革の良し悪し等、作りの良否が端的に表れます。スーツに合わせるなら、Uチップはいかがでしょうか。ドレッシーな装いから、すこしくだけた印象まで、幅広いコーディネートで足元を演出してくれます。確かにフォーマルなシーンにはあまりおすすめできませんが、ジャケパンのビジネススタイル等ではおすすめです。 「トウ」の靴型の一パターンで、爪先が外側へ斜めにカットされているものをいいます。本格的な登山靴よりも軽く、歩くための機能を重視した「軽登山靴(ブーツ)」。防水性・耐水性に優れ、疲労を軽減する中敷やゴム底(ビブラム・ソールなど)に特長があり、若者のタウン・シューズとしても定着しています。「トレッキング・ブーツ」「ウォーキング・ブーツ」「キャンピング・ブーツ」ともいいます。短靴よりもトップラインが少し高い(くるぶしぐらいの深さ)ブーツ。生後6ヵ月以内の仔牛の革。原皮の重さが9.5ポンド以下のものをライトカーフ(革にして約90デシ)、9.5~15ポンドのものをヘビーカーフ(革にして130デシ)といいます。乳牛用種(ヘレフォード)などの牡(おす)が大部分。判が小さく薄手でキメ細かいものが最も上質とされます。履きもの底はすべてソールと呼びます。靴の場合には、とくにインソール(中底)とアウトソール(表底)をいいます。足の変形、疾患の緩和・矯正・治療のために作られた靴。通常、医師の意見に基づき、専門の技術者が作ります。本来はフォーマル・ウェア専用の靴だけをさしましたが、現在ではビジネス用シューズの総称として使われています。一定の型に、ゴムやウレタンを流し込んでつくる底のこと。近年、ソールのデザイン性が求められていることから、その種類も増加しています。ゴムを織り込んだ伸縮性のある生地。この素材の利点は、靴の着脱を早く容易にし、靴を常に同じ状態で足にフィットさせておくことができる点です。婦人靴の前部カット部分から、足の甲の部分につけられたT字型の細いベルト。アンティーク調を出すために、革や靴の甲部分に特殊な仕上げを施したもの。仔山羊(こやぎ)の皮をなめしたもの。薄手のわりに丈夫で、感触が柔らかく、軽くて美しい…。そんな特色から高級婦人靴などに使われています。本来、足の土ふまず部の意味ですが、靴のこの部分に相当する個所も同様の呼び方をします。また、靴のシャンクに挿入する木・革・鉄・プラスチックなどの細長いバネ「シャンク・ピース」もシャンクと略して呼びます。中底に埋め込む、このシャンク・ピースは足のアーチを支え、体重がかかっても底に歪みを生じさせない役割を果たします。何枚ものかかと革を圧縮し積み上げたヒール。「スタックド・ヒール」ともいわれ、積上げるかかと革は「積上げ(heel lift)」と呼んでいます。木の皮・小枝・木の実・葉・幹などから抽出した、タンニンによるなめしのこと。植物から採ったタンニンであるため「渋なめし」「植物なめし」ともいいます。硬くて伸縮性を必要としないものや、靴底などに使用。スパイクタイヤのように、はっきりした凹凸模様のあるゴム靴底。もともと登山靴用に開発されたもので、軽くて丈夫なうえ、地面からのショックをよく吸収します。現在でタウン・シューズとしても広く使用されています。イタリアのビブラム社の商品名。アッパー・中底・表底を、一緒に糸で縫いつける靴の底付け法のひとつ。従来はアリアンズという機械で縫いつけていたことから、アリアンズ式といわれていました。後にマッケイという人が改良機を発明しため、マッケイ式と呼ばれるようになりました。ぎん付き革(クロムなめしのカーフ・キッド・馬革など)のぎん面に、ニスまたは樹脂を塗って光沢を出したもの。パテントレザーともいいます。靴やスリッパの上に履く婦人のための防寒用オーバーシューズ。布製で裏がつけられ、履き口は毛皮で縁取りされているのが一般的。古くは馬車の中、自動車が登場してからも同様に用いられ、冬の外出用として使われていました。足のくるぶしの上までのブーツで、その名はイギリスのプリンス・アルバートが愛用したことに由来します。両側面にゴム布(ゴア)が縫いこまれているため、「サイドゴア」ともいわれるもの。「チェルシー・ブーツ」「フラメンコ・ブーツ」とも呼ばれ、履き口の前後につまみ(プルストラップ)がついています。雨の時などに用いる、靴の上に履くシューズ。当然、ビニールなど防水性の素材を使います。通常はブーツ(boot)型。防寒用の室内ばきも、同様にオーバーシューズと呼ばれます。ベアフットは「裸足」「素足」のこと。したがって、足の甲の露出部分の多いサンダルをさします。高原や山歩きに向いたスポーティなシューズ。傾斜の多い草原で働く牧童たちに着用されていた丈夫な革製の靴で、アルプスのチロル地方で伝統的なチロリアン・ブーツがその原型です。通常、甲にはモカシンのようなU字型の袋縫いに粗いステッチワーク、靴底は頑丈なラギット・ソールなどが採り入れられています。ヒール本体が損傷しないよう、ヒールの先端に取りつけられる小片。革・ゴム・合成樹脂製などがあります。「トップ・ピース」「化粧革」「化粧」などともいいます。靴べら。革・プラスチック・骨・金属製などさまざまあり、長いものから手のひらに入る短いものまであります。通称、プラット式と呼ばれる製法。「プラットシューズ」の項参照。ローヒールで、トウは足指が自由に動くゆったりとしたデザイン。かかとの支持性が高く、解剖学に基づいた立体設計の中敷が使われているのが一般的。バックベルト・サンダルなど、足のアンクル(くるぶし)部にベルトを配した靴。上の甲革と同じ革でくるみ(プラットフォームという)、つま先からヒールまでの底を分厚くした靴。このスタイルは、1954年頃からわが国でもよく見られるようになりました。「タンニンなめし」と同意。植物の幹根・葉などに含まれている植物性タンニンを使用したなめし。靴の底のまわりにでている端(エッジ)の部分のこと。コバともいわれます。それほど正装を必要としないパーティや夜会のために履かれた靴。デザインの多くは華やかさを特徴としています。木型およびラストともいわれ、靴のデザインと機能を決める最も重要な要素のひとつ。従来、木で作られていましたが、最近はプラスチックが主流を占めつつあります。その他、ケミカル・シューズの産地ではアルミ製のものもあります。足の親指のつけ根と、小指のつけ根の最も突出したところ。この部分の回り寸法を「ボール・ガース(ball-girth)」といいます。馬具に使用する植物タンニンなめしの牛革。幾種もの厚みがあり、馬具の他にもさまざまな皮革製品に活用されています。機械を使った製靴法としては最も古く、現在でも特に紳士靴の代表的な製法として採り入れられています。短靴の上にかぶせ、足のくるぶしの部分を覆うフェルトや、リネン生地を用いてボタンとベルトで装着するカバー。20世紀初頭に流行。ヒモの意味ですが、靴では甲やアンクル部に使うバンドや細いベルトをさします。靴紐はレースといいます。婦人靴で6~9cmくらいの高いヒールおよび、その靴のことをさします。ワーク・ブーツともいわれる労働靴。とはいえ、軍隊の雑役兵が履くブーツから、ハイキングやキャンピング・ブーツまで範囲は広い。ワーキング・ブーツの共通項は、つま先が丸い、ヒモを通すたくさんの穴がついている、アッパーと底の縫いつけがガッチリしていて底が厚く、丈夫なこと。イギリス、ロンドンのチェルシー地区の名がつけられた、サイドゴアのブーツ。脱毛した裸皮ないしは革の表面(皮の表皮層のすぐ下の部分で、真皮層の外面)のことをいいます。この層は繊維組織が緻密なため、美しく丈夫。ぎん面のある革をぎん付き、そして、この部分を削り取った安価なものを、床皮(とこがわ)と呼んで区別しています。底革など硬い革に仕上げるのに適した、植物性のなめし剤の一種。植物の種類や樹皮・幹・葉・実などにより含有量・性質が異なります。半截の牛革のぎん面を、バフ(起毛)してバックスキンのように仕上げたもの。裏面を、毛足を長く起毛したのは「ベロア」といいます。締めぐあいを調節することによって、つねに靴が足によくフィットするようにするもの。主に靴のインステップ部に取りつけます。材料は、天然繊維・合成繊維・皮革など。平ヒモは表はとめ用、丸ヒモは裏はとめ用として使われることが多く、単なる飾りとして用いられる場合もあります。革のぎん面に加熱高圧プレスで型をつける「型押革」のこと。このデザインは、主にクロムなめしの牛革に施されます。革には独特な模様がつけられ、原皮の生体時の掻きキズ、軽い焼印、虫食い穴などを目立たないようにする目的もあります。わが国の皮革取引きにおける面積を表す単位(1デシは10cm平方角)。1958年(昭和33年)、メートル法の制定にともない、従来の「坪」(曲尺一尺四方)から「デシ」へ変わりました。DCはフランス語deciの略。足の踏着部の幅。同じ部分の回り寸法は、足囲(そくい)と呼ばれます。W型の爪先飾りや模様穴飾りで、後の月型の部分まで親子穴とギザ抜きしてあるゴージャスな靴。IVY調の靴に属し、「おかめ飾り」ともいわれています。なめしの仕上げ工程で革の表面をこすり、美しい光沢を出す作業のこと。仕上げにはグレージングやジャッキーを使います。アッパーを汚れから守るために、アッパーとソールの接合部付近につけられる革やゴムの「泥よけ」。単なる装飾もあります。表底用になめされた革。通常、ステアハイドはタンニンなめしを施します。時代は「硬くて丈夫」を重視する実用一点張りから、ファッション性を重んじる時代へ。これにともない、軽くて曲がりやすいソフトソールが市場に出回るようになりました。厚さは紳士靴で4~5.5m/m、婦人靴では3~4m/mが一般的。トップラインは踝(くるぶし)が少しかくれる程度のもので、純然たるブーツとは少し趣を異にします。主に紳士用。スウェードやベロアのブラッシュドレザーでつくられた二つ穴が多い。デザート・ブーツとも呼ばれます。ヨーロッパ修道僧が履いた靴で、インステップはバンドつき、側面はバックル留めとなっていました。靴の「ヒモ」。「レースの靴」または「レースつきの靴」は「ヒモつきの靴」ということになります。一方、レースシューズ(lace shoes)の場合は、編み上げの短靴をさします。アッパーと表底を接着剤で接合する、靴の底付け法のひとつ。製法が簡単なうえ工程が短く、低コストですむため量産向き。現在、靴の製造はほとんどこの方法をとっています。軽快なアンクル・ブーツの一種で、甲革の前部を折り込み、甲革の左右内側にミシンで縫いつけてあります。もともとは砂漠(デザート)用であるため、靴の中に砂が入らないよう、こうした工夫がなされたもの。ブーツの型としては、「チャッカー・ブーツ」と同じ。同項参照。ある種の靴の中で、よく売れるサイズの範囲。例えば、婦人靴の場合22から23までが売れ筋サイズです。クレープラバー(酢酸でラテックスを凝固させたラバー)で作られた靴底。表面には波状・しぼ状などの模様がついています。「後部を吊る」の意で、靴のかかと部分を開いてベルトを回し、バックルまたはエラスティックで固定した婦人靴。一般的には「バックバンド」「バックストラップ」と呼ばれています。足のかかとからボール(土ふまず部)までを支えているアーチ状の部分。山羊の皮をなめしたもので、羊革より繊維の密度が高く、肌が硬くて丈夫。仔山羊の革は「キッドスキン」といいます。同項参照。伸縮性のある合成皮革でつくったブーツ。よく伸びるため、ジッパーなども不要。靴下のように、ぴったり履くことができます。ウエルト(細革)を用いた製法で、アッパーと細革を中底のリブにすくい縫いし、細革と本底を出し縫いによって接合するもの。つっかけ式で、足首やかかとにかけるストラップがないサンダル。「ヘップバーン・サンダル(Hepburn sandals)」の略。女優のオードリー・ヘップバーンが映画「麗しのサブリナ」(1954年)で履いたことに由来します。細い紐状の革を手で編んだ網(メッシュ)。通気性に富んでいることから、夏用の靴の素材として使われます。婦人靴のかかとの部分のないサンダル(バックレス・サンダル)のこと。ローヒールから中ヒール、ハイヒールまであります。アッパー部に、連続的・規則的に小さな穴をあけて描いた飾りのこと。メダリオンがその代表的な例。発泡したポリウレタン樹脂であるため、合成ゴム底より軽いうえ、約2倍の耐摩耗性・油性があります。弾性が大きく、復元性に優れていることも特長のひとつ。鋳型。靴ではVP製法やインジェクション製法による成型、月型・ゴム・プラスチックヒールの成型などに用いられます。革ではバクテリアやカビによってできる、色あせや消せないしみなどをさします。ぎん面がボーディング仕上げ(本来はクロムなめし)されたカーフ。房飾りのことで、タッセルスリッポンもその一例。「スリッポン」参照。植物なめし(タンニンなめし)に対して鉱物なめしのことをいい、現在これが主流となっています。工程はそれぞれ異なっていても、すべてクロム塩(硫酸クロム・重クロム酸ナトリウム・カリウム塩など)を使用します。このなめし製法はキッド、カーフほか成牛皮などの甲革用のなめしに採り入れられています。足の甲部の回りとその寸法のこと。ボール・ガース、インステップ・ガース、ウエスト・ガースがあります。本底または表底ともいわれ、靴底部の床面に接する部分およびその材料をさします。材料として革・クレープ・合成ゴム・スポンジ・ウレタン・ウッド・コルク・ジュートなどがあります。靴の甲革の裏面につけられるもので、これにより甲革の補強や、足触りをよくすることができます。使われている素材は山羊・馬革・豚革・合成皮革など。通常、靴の先端部の「先裏」と後方部の「腰裏」に分かれています。動物油(一般に魚油)を使って革をなめすこと。特別なソフト革の製造に使われています。ちょうど鎖のようにつくるステッチ。いわゆるこの「鎖縫い」は一本の糸で縫い、糸は材料の穴を通って、前のひと縫いでできる輪を後戻りしながら通り、さらに前方へ進んで一方向へ縫いあげる方法。革の積上げヒール。最近では、革の積上げと同じ断面をシート状に加工し、これをプラスチックヒールの周辺部に貼りつけたものや、プラスチックヒールそのものに塗装仕上げしたものありますが、これらも「スタックドヒール」と呼ばれています。ウエスタン・ブーツやインディアン・ブーツなど、膝と踝(くるぶし)の中間程度の長さのブーツをいいます。夜会に履く靴のこと。婦人用は一般にかかとが高く、パンプス、サンダル型の繊細かつ優美なデザインのものが一般的。材料は金銀色の革や服と同様の布(サテン・ブロケード・ラメなど)を使い、宝石などで装飾したものもあります。紳士用は、プレーンな総エナメルが主流となっています。ヒールの低いパンプス。主にカジュアルシューズや学生靴として用いられます。履き口から側面にゴムテープを縫い込んだアンクル・ブーツの一種。サイドゴアともいわれます。滑りにくい底のついた、船の甲板ではく専用の靴。革製と布製があります。デッキ・シューズもこの一種。なめしを施していない牛や大きな動物の皮で、重さが30ポンド以上のもの。靴型・トウのひとつで、尖った鉛筆の先端のようなスタイルをさします。履き口がくるぶしまでの深さのブーツをいい、デミ・ブーツ、チャッカー・ブーツ、アルバート・ブーツなどがその例です。糸やヒモで綴(つづ)るか、または編んだ、通気性に富んだ素材。主に夏ものとして使われる。材料としてはリンネル・木綿・合成繊維・革などがあります。革製のものは「レザーメッシュ」。独特のしぼ(しわ)が入った革。革をなめす際に薬品を加え、ぎん面を収縮させることによってつくり出します。ドレッシィな印象を与えるブーツ。中でも、踝(くるぶし)より少し深めの革製のデミ・ブーツ(アンクル・ブーツ)をさすことが多く、サイドゴアや内側のファスナーつきが一般的です。婦人用では、10cmから20cm丈の高めのヒールがついています。靴の底付け法の一つで、未加硫の合成ゴムを金型に流し込み、加硫と底付けを同時に行う方法。直接加硫圧着式あるいはVP製法とも呼ばれます。小さく先の尖った釘で、釣り込み作業に使用。先端は靴型の鉄板に当たって折れるか、鋲状につぶれるようになっています。整形外科靴…足の機能的欠陥や異常を調整・軽減・治療を目的に、特別にデザインされた靴。多くは医師の処方により、既製と注文製とがあります。木型の上にアッパーをかぶせたもので、靴のスタイルの見本として用います。アッパーには先芯・月型・裏革、いずれも取りつけられていません。馬皮をなめした革。牛革より繊維が柔らかく、ぎん面がなめらかなことから、靴の裏革・甲革・中敷に使われます。尻の部分はとりわけ組織が緻密で光沢が美しく、硬くて丈夫なため珍重されていいます。これを「コードバン」と呼びます。爪先革から足のインステップまで伸びている革。中でも、下端が短靴の爪先革に縫いつけられ、上端が紐部の下を通り、トップ・ライン前部まで出ているものは「ベロ」と呼ばれます。生後2年くらいの牝(めす)の成牛の皮で、原皮の重さ・30~53ポンドまでをライトカウ、53ポンド以上をヘビーカウといいます。正式には、牝成牛でも既産のものを「カウ」、未産のものは「カルビン」と呼びます。ぎん面はステアより細かいが、カーフやキップより劣ります。あたかもストッキングのようなので、この名があります。筒の部分に非常に柔らかい革を使用。丈が腿のあたりまであります。いわゆるダチョウの革。ダチョウは羽根を抜くと、丸く盛りあがった面白い模様がつきます。高級袋物やベルトなどによく使われるのは、革が丈夫なため。革を編んだ甲に革底のついた低いヒールのサンダル。「わらじ」に発音がよく似ていますが、ワラチはメキシコの民族的なはきものです。日本では夏のリゾート用などに着用されます。靴の中に入れる中敷。革や繊維、化学素材でつくられ、足裏をかたどったものもあります。金属またはプラスチック製の環(靴紐の穴)。形状はいろいろあり、ヒモ穴やその他の内縁に取りつけられます。タイプとしては表はとめ・裏はとめ・隠しはとめなど。機能だけでなく、装飾の目的でも用いられます。靴の甲部の先端部を覆う革片をさします。ストレート・チップ(一文字飾り)、ウイング・チップ(W飾り)などのザインがあります。ゴム底の布製運動靴。足音がたたないため、スニーカー(忍び歩く人)と呼ばれています。ヒモなどのない靴。ヒモやファスナー、美錠などで着脱しない靴をさしますが、飾りとしてバックルなどがついているものもあります。中央に馬の鞍(サドル)をおいたようにデザインの切り替えがあって、コンビネーションしたものが目立ちます。正式な名称はサドル・オックスフォード。スリッポンの一種。デザインはモカ・タイプで、ウエスト部を横切って、中心部に細長く切り込んだ穴のあるベルトがついています。「コイン・シューズ」「ペニー・ローファー」とも呼ばれるのは、ベルトの穴にコインを入れて履いたためです。ワラビー(カンガルーに似た小動物)の蹄(ひづめ)の形にヒントを得てつくられたショートブーツ。1枚の革で足を包みこむ袋縫い製法のモカシンタイプ、クレープラバーのウエッジソールが特長で、イギリスのクラークス社の商品名となっています。ワラビー・ブーツともいいます。紳士靴の履き口の分類のひとつ。「バルモラル(balmoral)」の項、参照。フランスの海岸地方で履かれていた「わらじ風」のサンダルがその端緒。英語ではエスパドリエ、エスパドリルとも呼ばれます。底やヒールの周辺に編んだ麻紐を使用しているため、水に強いというのが特長。なかには、紐がついていて甲の部分から足首にかけて結ぶタイプもあります。靴の底付け法の一種。きわめてシンプルな製法で、甲革を外側に釣り込み、それを表底に張りつけて周辺を出縫機で縫製。裏革や先裏がつけられたアッパーの場合は、裏革ないし先裏を内側に釣り込みます。なめし・染色・加脂工程を終えた革を乾燥する際、ガラス板またはホーロー鉄板の上に張って乾かすことを「ガラス張り乾燥」、そしてこの乾燥後、革の表面をサンドペーパーでこすって(バフがけ)、その上に顔料と合成樹脂を塗って仕上げた革を「ガラス張り革」と呼びます。革としての味がやや落ちますが、光沢があって丈夫なことから靴・カバン・袋物など、幅広く用いられています。靴の甲側が一枚革できている靴。通常は爪革・腰革・先飾り革などに分かれているため、多くの縫い目が出来るのに対し、シームレスタイプは、後に1本の縫い目ができます。植物タンニンおよび植物タンニンと合成タンニンの併用でなめした革。厚みがあり、色はタンニンなめし独特のうす茶色。ショルダーバッグや紳士靴の細革他、ハンドバッグ・カバン・ベルトなどに使われています。羊皮をなめしたもの。薄く柔らかで、婦人靴や裏革などに使われます。品質に定評のあるインド産の羊皮は、とくに「インド・ヤンピー」と呼ばれます。仔羊革の場合は、「ラム」または「ラムスキン」といい、衣料革・高級手袋革などに多く用いられています。「バスキン(buskin)」とも称され、古代ギリシャ・ローマの悲劇俳優が履いた半長靴のこと。底は厚いコルク製。神々や英雄を演ずる役者に、威厳を与えるために考え出されたものといわれています。牛革の裏面を起毛した毛足の長い革。床(とこ)革の裏面を起毛した「床(とこ)ベロア」は商品価値が劣ります。包装・輸送・店頭展示の間に、靴の形や外観が変形しないよう、靴にはめ込む“詰めもの”。靴形になぞらえて作られており、木・金属・厚紙・プラスチックなどを素材にしています。軽登山用の靴。このキャラバン・シューズは、もともと商標で、それが一般名詞化して使われてきましたが、軽登山等の靴は現在、トレッキング・シューズと呼ぶのが一般的となっています。柔らかい革を用いた低い靴のことで、文字通り快適な履き心地を追求したシューズ。フットベッドを採用したものが多くを占めます。はき心地がよいため、男女を問わず支持されています。足甲部のボール部とインステップ部の中間に位置する最もくびれた部分。その回りをウエスト・ガースといいます。ヒモつきデザインのことで、イギリス王室の御用邸・バルモラル城の名がその由来。略してバル。わが国では「内羽根」と呼んでいます。トウが丸く、ローヒール。このスタイルが人形の靴ようであることから、この名があります。ミニスカート全盛の時代に、これにコーディネートさせて履かれた靴。アッパーの爪先部分を、鳥の翼のような曲線で描いたデザイン。穴飾り、ステッチ、あるいは切り返しで表現されます。日本では、おかめの面の髪の生え際の形に似ているため、「おかめ飾り」とも呼ばれていいます。成牛皮は大きいため、製革作業がしやすいよう1頭の皮を背線にそって半分に截断し、製革します。このため、サイド・レザーは「半截(はんさい)」ともいわれます。婦人・子供用の軽い深靴、子供用の毛糸で編んだ靴、脇に伸縮性のまちを入れた男子用の半長靴はすべてブーティ。また、編上げの半長靴も同様にいわれる場合があります。靴のデザインの一種で、イミテーション・モカシンのこと。モカともいいます。床革(とこがわ)は、革を2枚以上にそいだ場合の銀面のない方をさします。繊維が粗く弱いが価格が安いため、靴の部分に使用されます。クロムなめしの床革をバフしたものを「床ベロア」といいます。本底とヒールを一体で成型したソール。ゴム・ウレタン・プラスチックなどの材質があります。木・金属・プラスチックヒールの側面を覆う、革または合成シート。腰裏に挿入して固定し、アッパーの表面から見えないようにしたハトメ(靴ひもを通す穴)。これは主にデザイン上から考えられた形ですが、機能は「表はとめ」と全く変わりません。足のくるぶしより下でカットされたヒモつきの靴。普通「短靴」と呼ばれます。爪先に絹のリボン飾りの付いたパンプス。夜のフォーマルウェアに用います。素材はエナメル革、光沢のあるスムース革もしくは布。ハイ・ヒールの婦人用と低いヒールの紳士用があります。イギリス王室の儀式で用いられる正式の靴。これには規定があり、紳士はトップラインのカットの浅いエナメルのオックスフォード、婦人は二つないし三つはとめのブラッチャーと決められています。海岸で用いるサンダル。水にぬれてもいいように、底の材料はゴム・コルク・木・ビニールなど。また甲側の多くは、派手な色織物・ゴム・ビニールなどでつくられています。わが国で原皮を自給自足できるのは、唯一このピッグスキン(豚革)だけ。通気性・耐摩耗性に優れ、毛穴の跡の模様が独特。衣料用・カバン・袋物・靴の裏用などに活用されています。細革(ウエルト)によって本底が縫いあわされている靴。グッドイヤー・ウエルト製法がこれにあたりますが、グッドイヤーは機械縫い。最近は手縫いのウエルト・シューズが注目されつつあります。プラスチック・ボール紙・ビニールなどでつくれた、ブーツの中に入れる筒状の保型具。動物からはいだ、なめす前のカワは「皮」、なめした後のものが「革」。英語ではskinが「皮」にあたりますが、専門的には25ポンド以下の小動物の皮を「skin」、それより大きな皮は「hide(ハイド)」といいます。革は「leather」。ウエルト製法で、中底に溝をつくる際に、掘り起こされた革の薄いつまみ。靴型や靴の底面の先端が上がっていること。ヒールの高さや底の厚さに応じて変化し、歩きやすさをもたらす大切な要件のひとつ。トウ・スプリングとの呼び名もあります。甲革と裏革の間に挿入し、靴のかかと部の型くずれを防止するもの。これにより、かかとのラインを美しく保つことができます。カウンターともいいます。本来は大鹿(エルク)の革でしたが、現在では牛のクロムなめし革を肉厚にし、エルクに似せて柔らかく揉んだものを“代用”しています。したがって、「エルク仕上げの牛革」と呼ぶのが正確な表現。特色はぎん面の粗めのしぼ(しわ)。革のぎん面や肉面を、サンドペーパーで磨くことをいいます。バフが施されるのは、スウェードやベロア、ヌバックなど。ミシンなどによる縫い目。縫いつける機能より、単なる飾り・デザインのものもあります。つま先、靴の甲先。これには四角いスクエア・トウ、やや丸味のあるソフト・スクエア・トウ、丸いラウンド・トウ、尖ったポインテッド・トウ、つま先が斜線のオブリック・トウ、つま先の開いたオープン・トウなどがあります。ウエルト製法の場合、本底や中底を縫いつける際に糸が通るよう、それぞれの縁に掘る溝。溝を掘る工程は「チャネリング」といわれます。木・金属・プラスチック製のヒールの側面を、革や合成のシートで巻いたヒール。ヒールの高さは5cmくらいの中ヒール。底とつながる前の部分が太く、垂直になっており、底に向かい自然に細くなっているもの。プレーンは「簡素な」「無装飾な」を意味し、パンプスの基本中の基本。最も正式なフランス風のパンプスは、甲が丸くえぐられており、ハート型のものは、アメリカンスタイル。運動用などで履く、いわゆるズック靴のこと。甲部分の材料として、麻・綿などを用います。スチールのトウ・キャップが入った、がっしりしたトウと分厚いヒールのついた、頑丈な作業用のブーツ。機能性はいうまでもなく、デザインが受け入れられ、タウン用としても愛用されています。発祥は、アメリカ南部を流れるペコス川流域。本底と中底の間にもう1枚のソールを入れた、二重構造の本底。がっしりした労働靴などに用いる他、あくまでもデザイン的な要素として、底回りのボリューム感を出すためにつくられているものもあります。婦人靴で、かかとの部分が1本の革ヒモになっているスタイルのもの。解剖学に基づいてつくられた中敷。足の裏に当たる面は、足の裏の起伏に添って凹凸の立体形状を施すことで足全体を支え、足を安定。この起伏のつけ方によって、足のトラブルを緩和・矯正することも可能になります。足裏のアーチ部分が極端に浅いか、ない扁平な足。先天性ないし遺伝性によります。ただ、表面的には扁平足でも、骨格はアーチ状になっていて、機能的には正常のケースがほとんどです。つま先革の端に取りつけられる革片のことをいい、メダリオンなどの飾りが施されるものもあります。トウ・キャップとも呼ばれます。靴型にアッパーを釣り込んだとき、釣り代の間に生じる凹面を埋めるための詰め物。スポンジ・コルクなどが素材。蛇皮。大蛇・コブラ・水蛇などさまざまな種類が使われ、靴・カバン・ベルトなど広く用いられています。塩化ビニール(P・V・C)を熱で溶かし、金型に注入して靴を作る方法。この射出成型による製靴法は、レイン・ブーツなどオール・ビニール性の靴に採り入れられています。最近では生産性・耐久性に優れていることから、革靴の底付加工にも採用されています。クロムなめしとタンニンなめしの両方を併用すること。「コンビなめし」ともいいます。中敷のうち、長さがかかと部からウエスト部までしかないタイプのもの。羽根の縁に取りつけられたはとめやフックに、靴紐を通すか引っかけるかして編み上げて履くブーツ。カウボーイが履いているハーフ・ブーツ。半円形か山形にカットしたブーツ・トップ(頂上)、ステッチ飾りや穴飾りなどを施したサイド(脚部)、ガッチリしたキューバン・ヒールがこのブーツの“個性”です。靴を足に保持する機能、あるいはデザイン的な飾りとして用いる、金属やプラスチック製の留め具・締め具。強い光沢仕上げをした革。亜麻仁油などで何回も革の表面をコーティングした後、直射日光または赤外線で乾燥させます。現在はウレタン糸、エナメル塗料で仕上げるため、エナメル革ともいいます。この光沢仕上げは、人工皮革にも用いられています。ヨットやボートの上で履く靴。すべらないよう切り込みの入ったラバーソール、水に強いオイルレザーを用いた甲、モカシンタイプのヒモつき…これがデッキシューズの平均的なスタイル。中にはキャンバス地もあります。タウン用に着用することも普通になっており、甲の色がカラフルで、男・女・子供用、それぞれあります。本来は北アメリカのインディアンが履いていた靴で、表と底が1枚の革からなるもの。現在では、甲にU字のはぎ合わせのあるスポーティな靴も同様に呼んでいます。爪先が開いたオープントウ、後の開いたオープンバックのパンプス。アザラシの革で作られ、内側に毛皮が付いている、エスキモーのブーツ。チェスナット(どんぐりの木の実)は、タンニンを含んでおり、タンニンなめしのなめし剤として使われます。靴紐を通す穴(はとめ)。例えば「二ツはとめ」なら2アイレット、「五ツはとめ」なら5アイレットといいます。足のせ台の底部と、それを足に留めるストラップ(紐)の部分で構成されるはきもの。このスタイルにそったものであれば、ヒールの高低に関係なく、サンダルと呼ばれます。その語源は「板」(古代ギリシャ語またはラテン語)の意。古代エジプトから世界のあらゆる民族に愛用され、今日にいたっています。甲革部を靴型にはめて底部の周辺を引きのばし、靴型に合わせて周囲を小釘で靴型に止める作業。アッパーの前部の名称で、足のつま先部を覆う部分をこう呼びます。「つま革」「バンプ」とも。トップラインの履き口にスポンジなどの芯を入れ、柔らかな素材で包みんで縫いつけたパッド。履き口の足当たりをよくするのがその目的で、スポーツシューズやカジュアルシューズなどに利用されます。合成塗料の一種であるアニリン塗料を使い、ぎん面の模様を効果的に浮き出させた透明仕上げの革をさします。主に高級なカーフ、キップなどの仕上げに使用されます。狩猟用のハーフ・ブーツ。ゴム製の靴底と革製のアッパーからなるヒモ結び式が一般的です。最も有名なのは、アメリカ東部・メイン州のL.L.ビーン社製。このメーカーのブーツは、「メイン・ハンティング・シューズ」あるいは「ビーン・シューズ」といわれるように、ハンティングシューズの基本型となっています。表革と裏革の間に挿入する半円形の芯。足のかかと部を保護し、靴のこの部分の形を美しく保ちます。主な材料は、天然皮革ではぎん付きのぬめ革を用いた一枚ものと、床革を何枚か貼り合わせたもの。一方、合成品ではレザーボードとパルプボードがあります。両方とも事前成型するため、一括して「モールド・カウンター」と呼んでいます。合成品では、さらに進んだ熱可塑性のものも開発されています。これについては、サーモプラスチック・カウンターあるいは「月型」ともいわれます。同項参照。靴の内側ふまず上がりから、爪先をへて外側ふまず上がりに至る縁回り(エッジ)。かかと部を含めた全周の縁回りは「ダブル・エッジ」と呼ばれます。くるぶしの上まで覆い、ベルトを巻きつけてバックル留めした乗馬用のブーツ。「ジョドパーズ」または「ジョドプール」とも。クロムなめし革(仔牛・山羊・羊など)の裏面を細かいサンドペーパーで擦り、ビロードのように毛羽立たせたもの。スコットランドの用語。舌革のない、編上げになったローカットのスポーツ用短靴。通常、ヒモは前で交叉させて編み、足首にそのヒモをまきつけて履きます。中には、ヒモ先にフリンジ(房)のついたものもあります。足の土ふまず部のアーチを補佐するために、靴の内側の土ふまず部にあてがうもの。つま先部に入れるもの。先芯。靴のつま先の型くずれを防ぐことがその役割で、現在では床革からポリエステレンなどを原料とする化成品に変わりつつあります。ヨット用の長靴。ラバー製で履き口に布がついているものもあります。長靴・深靴の中でも脛(すね)まで達する、とくに深いブーツ。例えば、乗馬靴・雨靴など。ボタンド・ブーツとかボタンド・シューズとも呼ばれ、くるぶしがスッポリかくれるほどのボタン留めブーツをさします。ヒモ結びのシューズとともに、19世紀末に流行したスタイルのひとつ。編上げの婦人靴。ヒールのつけ根から上に5インチ、あるいはそれより少し深くなっています。もともとはポーランドで履かれていたため、ポーリッシュ(ポーランドの)との名があります。靴の底部の、床面に接する部分およびその材料。別名、本底、アウトソール。足の爪先を護るために、トウの内部を金属のカップなどで補強した作業靴。

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