ここまでお伝えしてきた通り、アメフトやラグビーに代表するような接触プレーのあるスポーツは、やはり怪我も多くなります。一概にラグビーや柔道が危険だと言ってしまうと語弊がありますので、安全なスポーツを探している方は競技の特徴をよく理解した上で選択していただけると良いのではないでしょうか。怪我の多いスポーツのワースト5位以下は次のようになっています。怪我の多いスポーツを確認したかった理由はそれぞれあると思いますが、今回ご紹介してきたスポーツが一概に悪いわけではないので、その点には注意してください。確かに、スポーツ中の怪我をゼロにすることは難しいですが、ルールを守ってプレーをすれば、大学アメフトの悪質タックルのような事件は起きないはずです。怪我の少ないスポーツを探している場合には、接触プレーの多い競技や球技に注意して選んでいただくといいでしょう。スポーツには怪我がつきものだと言われることもよくありますが、これは種目・競技によっても差があります。ではどんなスポーツに怪我が多いのでしょうか？ここまで怪我の多いスポーツをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。やはり選手同士の接触があるスポーツは、どうしても怪我の可能性が高くなってしまいます。また、球技はボールの扱い方に技術が必要だったり、俊敏な動きが必要になることから突き指や捻挫などの怪我が多くなりがちです。アメリカンフットボール（アメフト）は、2018年に日本大学と関西大学の試合中に起きた悪質タックルで話題になってしまったので、多くの方が危険なスポーツだと感じているかもしれません。そのため、ここまでご紹介したスポーツ以外であれば全く怪我の心配がないというわけではなく、むしろ、どんなスポーツであっても準備運動や練習後のケアなどを行わないとスポーツ障害が生じる可能性があるということです。※2：佐 々 木克則ら（1991）：大学ラグビー部に置ける外傷の実態調査.理学療法学18：298外傷とは「外（そと）からの傷」という字の通り、選手同士の接触や突き指など突然生じた怪我のことを言いますので、それ以外の怪我は今回のデータには含まれていません。極端に警戒しすぎず、気になるスポーツがあれば、まずは体験しみることをおすすめします。部活や習い事、スポーツサークルなどスポーツを始める方法（スポーツに取り組むレベル）によっても怪我のリスクは変わってきますので、ぜひ楽しいスポーツ活動ができるように参加していきましょう。また、バスケットボールは高くジャンプしたり、左右に体を素早く切り返す頻度が多いため、膝や足首に負担がかかりやすく靭帯損傷などの怪我もよく見かけます。ここからは、中学校と高校に分けて怪我の多い部活をご紹介しますので、こちらも参考にしてみてください。サッカーについてはルール的には接触プレーのない競技ですが、激しいスライディングだったり足が絡まって転倒するなども起こります。さらに、運動量も多く長距離を走ることになるため、特に足首へ負担がかかるので捻挫が多くなっています。競技の特徴として、ボールを相手にぶつけることが必要になりますので、怪我が多くなってしまうのでしょう。スポーツ安全保険とは地域のスポーツクラブや会社団体だったり、小中学校や高校などのスポーツを行う多くの団体が加入している保険です。平成28年度の加入者数は8,820,667人にもなります。これからスポーツを始めようとしている方、お子さんのスポーツや部活選びに迷っている方など、スポーツの気になる怪我について確認していきましょう。これらが多くなってきます。ドッジボールを経験したことがある方はわかるかもしれませんが、ボールを取り損ねて突き指することはよくあります。また、当たり方が悪ければ指を骨折してしまうこともあります。怪我の多いスポーツを知るために、ここではスポーツ安全協会の資料を参考にご紹介していきます。スポーツ安全協会とはスポーツ活動の普及や事故防止事業を行う公益社団法人のことで、スポーツをする人のための「スポーツ安全保険」も提供しています。ただし、注意していただきたいのは、今回参考にしているのは“傷害保険”の支払い件数であり、スポーツ中に起きた“外傷”を基準とした結果になっていることです。以上の結果を見てみると、怪我の発生率が高いスポーツと発生件数の多いスポーツが一致していないことがわかります。また、激しい接触プレーがなくても球技には怪我が多い傾向にあります。これは、突き指などのボールによる怪我もありますが、競技の特性としても俊敏な動きが必要とされるものが多いで、膝や足首の捻挫などの頻度が高くなっています。3番目に怪我の多いスポーツはラグビーです。アメリカンフットボールと似た競技ですので、怪我が多くなることは想像しやすいのではないでしょうか。実際にラグビーにもタックルがありますので、選手同士の激しい衝突による怪我が多くなります。続いて怪我の多いスポーツが柔道になります。アメフトやラグビーのようなタックルによる激しい衝突はありませんが、お互い組み合って投げ技や関節技をかける競技になりますので、怪我の起こりやすいスポーツとなっています。特に初心者の場合にはうまく受け身が取れないなど技術不足による怪我の発生率が高くなっています。それ（外傷）以外の怪我とは、例えば野球選手に見られる”野球肩”やテニス選手に多い“テニス肘”などが該当しますが、こうした怪我は日々の練習による疲労の蓄積などが原因となっる「スポーツ障害」と言われるものです。（スポーツ障害は傷害保険の補償外になります。）また、筑波大学の調査（※1）によると、大学アメリカンフットボールで多い怪我は次のようになっています。2番目に怪我の多いスポーツはドッジボールとなっています。これは、スポーツ安全保険へ加入している団体が、少年スポーツクラブや児童クラブ、子供会など子供の加入も多いことが影響していると予測できます。言い換えると、子供が怪我をしやすいスポーツがドッジボールだということです。以上のように、怪我の発生率・発生件数共に高くなっているのがバスケットボールです。その他には、怪我の発生件数は少ないものの、割合が多くなっているのが柔道や相撲です。やはり組み合ったり投げたりするスポーツですので怪我の頻度が高くなることが予測できます。この事故が話題になったのは、ルールを無視した反則タックルだった（それを指示した）からですが、もともとタックルが認められているスポーツですので怪我の多いスポーツであることには違いないでしょう。スポーツ安全協会の資料（※3）によると、柔道で生じる怪我のうち70％以上が捻挫と骨折だと言われています。具体的には、ドッジボールは小学校の体育の授業に取り入れられていることもありますが、やはり怪我も多く損害賠償等の問題に発展してしまうことがあるのも事実です。やはり、競技の特性上、選手同士の衝突による捻挫や打撲、脳震盪などが起きていることがわかります。大きいボールを素早くパスすることが必要になりますので、掴み損ねて突き指などの指の怪我をするのはイメージしやすいでしょう。バスケットボールは基本的には選手同士の接触はない（接触するとファールになる）競技ですが、発生頻度・発生件数ともに高くなっています。具体的な怪我は以下の通りです。（※4） 様々なスポーツ中起こる怪我で、身近な分軽い怪我と思われがちですが、再発率も高く厄介な怪我と言えます。香川真司選手や清武弘嗣選手など、日本を代表するサッカー選手もこの第5中足骨骨折を経験しています。サッカー選手の職業病と言われるほど、サッカー選手に多い怪我です。膝の内側にある内側側副靭帯の損傷で、軽症であればすぐに復帰できますが、重症の場合は復帰まで数か月かかる怪我です。テニス肘はバックハンドテニス肘とフォアハンドテニス肘がありますが、単にテニス肘という場合はバックハンドテニス肘（上腕骨外側上顆炎）を言います。捻挫でレントゲン検査をしてもしょうがないですが、骨折の有無を判断という意味では一応安心できます。腰椎椎間板ヘルニアは腰の怪我で、繰り返しの負荷による腰椎椎間板ヘルニアと一発の強い衝撃で起こる外傷性腰椎椎間板ヘルニアがあります。足のしびれなどが強ければ手術の適応となる場合があります。ここに問題があればあらゆる動きに問題が出ますので、かなり深刻な怪我と言えます。ぎっくり腰の原因ははっきりとはわかっていませんが、大まかなぎっくり腰の原因は分かっていますので予防方法もあります。膝蓋靱帯炎は10代のスポーツを行っている学生に多く、特に男性に見られます。腰の怪我でゴルフや野球など身体を捻ることが多いスポーツで起こりやすい腰の怪我です。野球やテニス・ゴルフなどの回旋動作の多いスポーツで起こりやすい怪我です。復帰まで1年～1年半かかり、復帰できる保証もありませんが、多くの日本人選手がトミー・ジョン手術を受けて、実際に復帰しています。サッカーではキック動作の軸足、野球では投手の軸足で足関節外反捻挫は起こりやすいと言えます。野球選手が肘の内側側副靭帯を損傷・断裂した際に受ける手術です。東京の東中野・落合にあるパーソナルトレーニングスタジオhc-life代表トレーナー。スタジオ経営、パーソナルトレーニングレッスンの傍ら、公式ブログを中心にトレーニングや健康に関する情報を発信中。野球肘は早期に対処すれば大丈夫ですが、長期間放置して投球を続けると復帰が難しくなります。様々な怪我の種類を紹介しましたが、怪我の処置方法は共通しています。怪我の応急処置方法としては、RICE処置というものがあります。腸脛靭帯炎は、別名ランナー膝やランナーズニーなどの呼び方があります。腰の筋肉や筋膜に過度な負担がかかり続けることで起こる腰痛ですが、放っておくとさらに悪化した腰痛の症状が出る恐れがあります。また再発率も高く、ふくらはぎ肉離れの再発率は90％とも言われます。これらの上半身の怪我の特徴としては、慢性的な痛みであることが多いです。足首捻挫の中では、足関節内反捻挫に比べると発生頻度は低いものの重症化しやすい怪我です。主に中高生に多い腰の怪我です。腰椎分離症が腰椎すべり症に発展することが多いです。グロインペイン症候群はとにかく治りにくい怪我で厄介な怪我ですが、リハビリをしっかり行えば十分改善可能です。いわゆる足首の捻挫です。ただの捻挫ですが、靭帯の損傷度合いによっては手術となります。ランナー膝と呼ばれるだけあり、ランナーに多い怪我ですが、ランニング以外でも起こりうる怪我です。また合併損傷も多く、他の膝の靭帯や半月板損傷も合わせて起こります。前述の膝前十字靭帯断裂・膝内側側副靭帯損傷・膝内側半月板損傷の怪我を同時に引き起こす怪我です。サッカー選手の職業病と呼ばれるほどサッカー選手に多い怪我です。転倒などでも起こりますが、特に野球の投手の場合は選手生命にかかる怪我になる場合があります。特に野球選手に多く、プロ野球選手も毎年数名が有鈎骨骨折で負傷離脱となります。この離断性骨軟骨炎で出来た骨の破片がいわゆる「関節ねずみ」となります。スポーツ整形でも大丈夫ですが、整形外科もスポーツ整形も同じような病院と考えていいと思います。肘は野球やテニス、バドミントンなどで肘の靭帯を痛めることが多くあります。ハムストリングスは大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋で構成されていて、このいずれかの筋肉の肉離れを「ハムストリングス肉離れ」と言います。最近では、テニスをしていなくてもスマホやデスクワークが原因でテニス肘になる場合があります。パーソナルトレーニング体験、取材依頼、セミナー・研修依頼、コンサルティング依頼などはこちらからお問い合わせくださいませ。どちらかというとスポーツ中よりは日常生活での転倒や交通事故などで多い怪我です。膝の靭帯の一つである前十字靭帯が断裂する大怪我です。全治は半年以上かかるケースが多く、手術の適応となることが多いです。膝蓋靱帯炎は、別名膝蓋腱炎・ジャンパー膝・ジャンパーズニーなど様々な呼び名があります。先程の離断性骨軟骨炎（野球肘）で出来てしまった骨片を除去する手術です。手術自体は難しくありませんが、投球開始までは期間がかかります。怪我をした直後は歩けず、音がすることも多いのですぐに重症と分かる怪我です。また骨折を伴う場合があるなど、たかが捻挫と侮れない大怪我になる場合があります。好きなスポーツ選手が怪我で離脱しているが、いつ怪我から復帰するのか知りたい。レントゲン検査がよく行われますが、基本的にはレントゲンは骨折の判断で使われます。スポーツ愛好家が怪我をしてしまったが、どう対処すればいいかわからない。再発を防ぐため、怪我前の状態に戻すため、他の怪我を防ぐため、リハビリは欠かせません！スポーツ中の上半身で多い怪我の種類としては、肩や肘、手首などの怪我です。プロ野球選手が毎年何人も「脇腹肉離れ」の怪我で登録抹消となります。手術の適応となることが多く、昔は半月板の摘出手術が多く行われました。文字通り野球選手に多い怪我です。野球少年も怪我をすることが多いのが特徴です。様々な分類方法がありますが、重症度によっては手術となることがあります。ラグビーやサッカーなどで膝の内側からスライディングやタックルを受けて損傷することが多い靭帯です。有名な怪我ですが手術となることもあり、復帰までの期間も長い大きな怪我です。子供が部活で怪我をしたがどのようにリハビリをすればいいかわからない。特に投手の肩関節唇損傷の怪我は、投手生命にかかわる大きな怪我です。日常生活で運動不足の人がなるイメージのぎっくり腰ですが、実はスポーツ中に起こりやすい怪我の一つです。投球動作などによる度重なる肩へのストレスや、ヘッドスライディングやダイビングキャッチなどの1回の強い肩への衝撃で起こる怪我です。 https://ranran-ranking.xyz/sports/most-competition-population-sports-ranking スポーツ中の上半身で多い怪我の種類としては、肩や肘、手首などの怪我です。 肩の怪我で言えば、肩の脱臼が多い怪我です。 肘は野球やテニス、バドミントンなどで肘の靭帯を痛めることが多くあります。 柔らかい人と比べて関節の可動域が狭いからです。 スポーツや運動で力を入れたり、無理をして. ムリ・ムダ・ムラが多いプレーをしている。 多ムラってことですか？ 握手するだけで腱鞘炎。 ポスター撮影で捻挫。 肩に野球バックを掛けたまま何百人にサインして内出血。 全治4週間の骨折の診断→四週間後検査したら骨が再生すらしていない。
スポーツで起こるケガには脱臼や骨折など、１度で大きな力が加わる事で起こるものと小さな力が繰り返し加わる事で起こるものがあります。 前者は一般的にスポーツ外傷、後者はスポーツ障害と呼ばれます。 スポーツ外傷とはラグビーやアメフトでのタックル、格闘技での蹴りや投げ、球技系スポーツでの急激なストップ・方向転換などであり、これらの力が加わる事で打撲・骨折・靱帯損傷・脱臼などが起こります。 では、スポーツ障害とはどんなものでしょう？ それは、スポーツをする人なら当たり前 … スポーツで怪我がおきる理由はいろいろあるんです。心理的な変化やストレスレベル。人からどうや評価されているのか気になるという社会的な理由で怪我がおきる確率が変わるのです。スポーツ心理学での1つの大事な項目はスポーツ傷害です。それをお伝えします！ 怪我をしやすい態勢になりかかっても、 体が固いがために関節にブレーキが. 怪我の多いスポーツを知るために、ここではスポーツ安全協会の資料を参考にご紹介していきます。 スポーツ安全協会とはスポーツ活動の普及や事故防止事業を行う公益社団法人のことで、スポーツをする人のための「スポーツ安全保険」も提供しています。 かかって止まってしまうからです。 筋肉痛など、筋肉に対する損傷は多いかも
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