ヨーロッパ旅行に行き、向こうのレストランでのざっくばらんさに驚いた方も多いのではないでしょうか。ワイングラスでの乾杯について解説してきました。海外の事まで考えると少し混乱しがちですが、国内レストランでワインに関するマナーとしては二点だけ。右手で本体（ボウル）または脚（ステム）を持ち、左手は手の平で軽く台座（プレート）の底を支えるようにするとエレガントに見えます。「ワイングラスを持つ時は、ワインの温度を変えないようにグラスの脚を持つ！」と聞いたことはないでしょうか？日本では脚（ステム）を持つ人が多いのですが、実はこれ、どちらでも良いというのが答えです。この「ワイングラスでの乾杯は当てない」というのは、実は外国のマナーではありません。日本のマナーです。海外ではグラス本体（ボウル）を持つ国のほうが多いです。晩餐会などのフォーマルな場でも、ボウルを持つ方が正式な持ち方になります。日本におけるテーブルマナーというのは、明治から昭和にかけて西洋料理が広まっていくと同時に浸透していきました。日本のテーブルマナーの場合、ワイングラスは右奥に置かれることが多いので右手で持ったほうがスマートです。これが実は当てる場合が多いのです。高級レストランでは当てませんが、庶民的なレストランでは、あまり厳格なテーブルマナーはありません。この割れやすいという事から、ワイングラスで乾杯する場合にはグラスを当てないという事がマナーとなっています。それでは、ワイングラスで乾杯する時にグラスは当てないとして、どのように乾杯するのが良いでしょうか？女性は両手でグラスを持ったほうが良いという話は古くからあります。気恥ずかしいと思うかもしれませんが、もし外国の人と乾杯する事があれば、しっかりと相手の目を見て乾杯したほうが喜ばれる事でしょう。また、フランスやイタリアでは意外にグラスを当てるほうが多いのですが、ハンガリーではグラスに当てません。日本でワイングラスの脚を持つ人が多いのは、ソムリエや評論家がテイスティングをする際に脚を持つので、そのイメージで脚を持つ人も多いのでしょう。日本に定着しているマナーとして、ワイングラスで乾杯する場合はグラスを当てません。その理由としては以下のような事が挙げられます。ビールや日本酒に「正しい乾杯の仕方」という物が無いように、ワインにも正しい乾杯の仕方は特にありません。海外の場合は、その国、またはその店によって臨機応変に変えていく必要があります。同じヨーロッパでも国によって乾杯の仕方や作法は変わるので、注意しましょう。ワイングラスは薄く流線型であるため、非常に壊れやすいです。高いものであれば、数千円、数万円する物もあるので扱いには注意が必要です。マナーの根底は「周囲の人を不快にさせない事」にあるので、海外の事情より日本に浸透しているマナーに気を配るべきです。左手で取ろうとすると、お皿の上を通らないといけなくなりますので、右手で持ったほうが無難です。このため、かなり厳格なマナーが一般のレストランにも浸透しています。「え？外国のマナーじゃないの？」と思われるかもしれませんが、日本式です。その理由も順を追って解説していきます。この基本にのっとり、ワイングラスの乾杯でも音を出さないよう、当てずに乾杯するのがマナーです。その他の細かい所は、お店のスタッフやソムリエに聞いても問題はありません。専門用語ではワイングラスの口をリム、本体をボウル、脚をステム、台座をフットと言います。この時、遠くの人と乾杯したい場合でも席は立たず、相手の方に顔と身体を向けて「乾杯！」と言いましょう。ワイングラスを胸の前か目線の高さに上げて相手に向かって「乾杯」と言えばOKです。フランスでは「ビストロ」、イタリアでは「オステリア」などは庶民的な「食堂」に近い意味合いです。身を乗り出したり、身体を傾けたりする必要もありません。背筋を伸ばしたままの姿勢でOKです。レストランでのマナーとして、大きな食器の音を出さないというのがマナーの基本です。マナーを気にしすぎるあまり、肝心の料理やワインが楽しめなかった！という事のないよう、大らかな気持ちでワインを楽しみましょう。ワイングラスの場合、手を添えるというマナーはありませんが、エレガントには見えます。脚（ステム）でも本体（ボウル）でも、どちらを持っても良いのですが、乾杯の際は本体（ボウル）を持つ方をお勧めします。レストランでの食事の際、ワイングラスはチン！と当てていますか？または当てるのか当てないのか迷った事はありませんか？ホームパーティーなど、内輪の会であればグラスを当てても問題ありません。細かなマナーに気を配るより、楽しむほうが重要です。シャンパンを飲む時によく使われるフルートグラスや、赤ワインを飲む時の大きなバルーングラスなどは、特に脚が持ちにくいグラスです。日本の場合では、均一的に「当てない」とする事が定着していますが、海外では店によって違うと覚えておいたほうが良いでしょう。また、日本に広まったテーブルマナーは、イギリスの宮中晩餐会でのマナーを見本にした部分が多くあります。基準としてはドレスコードがある店ではテーブルマナーに注意し、そうでない店ではそれほど気にする必要はありません。海外で解らない場合は「当てない」方を選び、現地の方がグラスを近づけてきたら、迷わず当てれば良いでしょう。「乾杯でグラスを当てない」、「自分でワインを注がない」この二点だけ気をつければ大きな失敗はないでしょう。しかし、先述したようにワイングラスはとても割れやすい物です。グラスの本体（ボウル）を軽く合わせる程度にしましょう。海外ではグラスを当てる、当てないよりも気を配るべきマナーがあります。もし、落としてしまえばマナーどころではありません。本体（ボウル）のほうが持ちやすく、落としたり倒したりする心配はぐっと少なくなるはずです。この過程においてイギリスとフランスのマナーが混ざり合って広まっています。現在の日本国内で言われるマナーは「日本式」と思っていたほうが間違いありません。日本ではあまり意識しないことですが、海外では「目を見て乾杯しないと失礼になる」とされている国が多くあります。日本では「当てない」とするマナーが広まっている以上、高級レストランでも居酒屋でも当てないほうが無難です。ここではワイングラスの乾杯マナーを解説していきます。注意点として、これから挙げていくマナーは全て日本式です。左手で持ってはいけない！というマナーはありませんが、ワイングラスは右奥です。しかし、マナーを意識するのであれば、以下のように乾杯すると良いでしょう。 こんにちは！！ 先日、某テレビ番組でシャンパンを持った芸人さんがグラスの脚の部分（ステム）の一番下をもって乾杯するシーンを見ました。 グラスがかなり不安定な持ち方の乾杯だったので、「恐ろしい乾杯の仕方だなぁ」と考えていました。
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